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社長ぶろぐ (2008年07月)

2008年07月01日

酒造年度

早いもので、今年も折り返し地点を迎え、今日から7月となりました。 
 
私達の酒造業界には、いわゆる会計年度とは別に「酒造年度」というものがあり、謂れは定かではありませんが、7月1日から翌6月30日を一つの年度として区切っています。 
他業種の方には関係のないことかもしれませんが、今日7月1日は、私達にとって、新しい年度の始まりとして、大事な節目なのです。 
 
 
通常、酒造りは、稲刈りが終わる10月中旬に始まり、田植えの始まる3月末に終了するのが一般的ですが、弊社では、先週6月27日、酒造年度末ぎりぎりに、無事、最後の仕込みを終ることが出来ました。  
全国にはたくさんの酒蔵がありますが、この時期まで仕込みをやっている蔵は数少ないことでしょう。 
 
弊社の主力商品である『白川郷にごり酒』の特性上、出来るだけ短期貯蔵で出荷をした方が、お客様に、より美味しく召し上げって頂けることから、このような永い仕込み期間を設けているのです。 
 
 
普段、私自身がもろみの管理をしているわけではありませんが、蔵内に、醗酵中のもろみが一本でもあると、なかなか気が抜けないものです。 
永い仕込み期間、蔵の製造部長以下、本当にご苦労様でした。 
これから9月中旬までの、わずかな時間ですが、ゆっくり休んでください。 
 
 
お陰様で、10月中旬には『白川郷にごり酒』の新酒を市場に出せる予定です。 
楽しみにお待ちください。  

2008年07月04日

祝 東海北陸自動車道全通

明日、75日、東海北陸自動車道が全線開通します。 
これにより、愛知県の一宮JCTから富山県小矢部栃波JCTまでが直結することとなり、岐阜県民が永い間待ち望んだ夢が一つ叶ったと言えるでしょう。 
 
この東海北陸自動車道の建設において、最後の難関であった飛騨清見ICと白川郷IC25km間には、飛騨トンネル(10.7km)他、10本ものトンネルがあり、その長さは20.7kmにもなるそうです。 
 
私ども三輪酒造がある大垣市から白川村までは、同じ岐阜県でありながら、約150kmの距離があります。 
今から32年前、白川村からの依頼を受けて『白川郷にごり酒』の製造を始めた頃は、大垣から白川村まで移動するのに、4時間半もの時間を要しました。 
 
当時、「何と遠い所と商売するのだろうか。」と感じたことを記憶しています。 
それが、明日からは、わずか2時間足らずで行くことが可能になるのです。 
 
30年前、陸の孤島と言われていた白川郷は、人の流出がどんどんと進み、村の人口が2,000人を割る状態でした。 
それが近年、観光開発が進み、年間150万人もの人が観光に訪れるまでになったそうです。 
 
しかしながら、今回の全線開通が、白川郷の未来にとって、本当に良い結果ばかりをもたらすのかどうかは分かりません。 
 
全線開通により、観光客は益々増えると思われますが、村民を始め、行政の対応がより難しくなることは、否めない事実なのです。 
今年5月、白川村の村長さんにお会いした時にも、今後のことを、大変心配されているご様子でした。 
 
私たち、高速道路の利用者は、単に観光だけではなく、東海と北陸を結ぶ重要な道路として、充分に活用させていただく必要があると思っております。 

2008年07月10日

洞爺湖サミット

今週、北海道洞爺湖畔にあるウィンザーホテルを主会場に、G8首脳会議を始めとする多くの会議が開かれ、世界中が抱える様々な問題について話し合われました。 
中でも、近年大きな問題になっている、Co2の削減を含めた地球環境問題について、積極的な議論がなされたことと思います。 
 
私達人類は、この地球上に誕生して以来、何億年もの間、自然の恩恵を受けて暮らしてきました。
しかし、産業革命以降この百年余りの間、急速な文明の発達により経済規模が拡大するのと同時に、地球全体で自然破壊が進んでいます。 
 
自然界に生きる動植物全てが、それぞれの営みの中で平等に受けるべき恩恵を、人間の欲望のみによって、自由にして良いはずがありません。 
近年、G8を構成する先進国が、ようやくその事に理解を示すようになった反面、発展途上の中国やインドを始めとした多くの国々では、未だその意識は非常に小さいままです。 
 
弊社が永い間携わっている酒造りの事業は、自然の力を充分に享受して営んできました。 
籾まきに始まる稲作によって収穫されたお米から、麹と酵母を造り、そこから仕込まれた清酒やにごり酒を、皆様に召し上がって頂いています。
 
日本の四季折々の温度、水、空気の力により稲が育ち、お酒が醸されます。 
籾がまかれてからお酒となるまで、様々な人の力を借りながら、約1年半から2年近い年月をかけて出来上がる日本酒は、自然が作り出す素晴らしい芸術品と言っても過言ではありません。 
 
私は、あらゆる食品の中で、自然食品として最も優れたものが日本酒であると思っています。 
様々な食品の製造課程において、多くの廃棄物が排出されるようですが、日本酒の場合、棄てる物がほとんど出ないのです。 
だからこそ、本当の意味での自然食品と言えるのではないでしょうか。 
 
各国の代表者が地球環境について考える機会として、今回のサミットのような会議はとても大切なことです。 
そして、ここで発表される共同宣言を受け、私達一人ひとりが、自然の恩恵について、真剣に見つめ直す機会となることを願っています。 

2008年07月17日

夏まつり

この季節、全国で夏まつりが開かれます。 
 
代表的なものとして、東北の三大祭り(仙台七夕祭り、秋田の竿灯祭り、青森のねぶた祭り)や、西日本では、京都の祇園祭、博多祇園山笠などが挙げられるでしょう。 
 
当地では、毎年8月1日より、駅前商店街を中心に「大垣水まつり」が開催され、盆踊り、七夕飾り、万灯流し等、様々なイベントを楽しみに集まる多くの人で賑わいを見せます。 
 
今週の土日、私の町内にて催される「船町祭り」も、昔は各班毎に提灯を飾って、出し物を作り、川には巻き藁舟を浮かべるなど、かなり盛大でした。 
  
残念ながら時代の流れとともに、青年部と婦人部のバザー、子供御輿など、こじんまりとした祭りになってしまいましたが、それでも、町内の皆さんに一生懸命お手伝い頂き、皆で楽しくガヤガヤと一日過ごすことは、田舎のお宮祭りならではの光景だと思います。 
 
地元の小さな夏まつりは、日頃、新幹線や高速道路を使って飛び廻っている私にとって、心休まる一時であり、また、人間味を充分に味わえる時間なのです。 
 
世の中には、そんな時間さえもとれず、日々働きづめの人がたくさんいらっしゃいます。 
しかし、一人の人間として考えた時、地元の祭りにゆっくり参加できるような気持ちの余裕も大切なことではないでしょうか。 
 
世の中、どうも急ぎ過ぎなような気がしてなりません。

2008年07月28日

大垣商工会議所 

全国に520ヶ所程ある商工会議所は、各地域の商工業の、改善・発展を支援する活動を行っています。 
 
私は、十数年前に、地元大垣商工会議所の議員となり、現在、常議員として活動させて頂いております。 
いくつかある委員会部会の中で、三輪酒造の社長としては食品部会に所属し、併せて、G.I.NET社長の立場としては、今年4月より、情報サービス部会長という役職を任されました。 
 
近年、地方では、全国規模の大手資本の参入により、地場の中小企業が大変苦しい立場に置かれています。 
流通企業はもちろんのこと、IT産業においても、中小企業が生き残っていくには大変な時代なのです。 
 
大垣市の駅前商店街も、他の地方都市と同じように、非常に厳しい状況にありますが、数年前より、様々な方面の力をお借りしながら、何とか賑わいを取り戻せるよう努力してきました。 
それを積極的に支援する為に、大垣商工会議所は、中心市街地活性化協議会を立ち上げる準備を進めています。 
 
三輪酒造がある船町地区も、大垣市の協力により、来年度には再開発計画が動き出すことになりました。 
この計画については、20年前より色々なかたちで努力して参りましたが、ここにきてようやく実りあるものとなり、大変喜んでいます。 
 
今後も、この計画を基に、1020年かけて、大垣の街が賑わいを取り戻せるよう、微力ながら頑張るつもりでおります。 
地域の皆様方も、ご支援ご協力下さいます様宜しくお願い致します。