地酒道楽 JIZAKE-VAN SERVICE 400銘柄以上の地酒を皆様にお届けします

お知らせ (2008年12月)

2008年12月02日

地産地消

近年、大手量販店の販売力が、益々、強くなっていると共に、全てを中央で決めてしまおうとする国の官僚体質も相まり、いよいよ地方の時代は遠のいている様子です。 
 
私共の「白川郷にごり酒」は、発売当時、白川村での販売が中心でしたが、今では、全国の流通を手がける卸小売業界の方々のお陰で、日本中の酒販店で扱って頂ける商品に育ちました。 
商売としては、大変、ありがたいことではありますが、反面、「地酒」としての希少性は失われつつあります。
 
 
そんな中、“地元で生産されたものを地元で消費する”という意味で使われる「地産地消」という言葉を耳にする機会が増えました。  
 
「地酒」も、本来は、“その土地で造り、その土地で飲まれる酒”であると思います。 
しかしながら、都市部の多くの方が持っていらっしゃる地酒のイメージは、“地方の酒”という感覚ではないでしょうか。 
  
以前ならば、何となく差別用語のような感じがしてならなかった「地方」 という言葉ですが、最近では、地方であることの優位性が強調される機会も増えてきたようです。 
 
私共の専務が活動させて頂いている大垣青年会議所では、今年に入ってから、市内上石津町の田畑を利用して、地元の方々の協力により、稲を始め、いくつかの農産物を生産しました。 
 
三輪酒造としては、そこで出来たお米を使って今酒造期に仕込むお酒を、 「バロンテッシン」という銘柄で販売する予定です。 
また、他業種では、その副産物である酒粕から作るお菓子や、わさび漬けも検討され始めました。
まだまだ始まったばかりの試みですが、田植えから始まって漬物作りまでという、非常に分かりやすい地産地消の活動であると思います。 
  
このような活動が、全国の造り酒屋で繰り広げられるようになれば、今の時代に、日本の酒である清酒が見直されるチャンス到来となるのではないかと期待しています。 

2008年12月09日

停電

先週金曜日の朝7時頃、私の自宅のブザーが鳴り製造部長が「社長、ボイラーが止まって蒸しが出来ません」と言って血相を変えて飛んできました。 
早速蔵へ行ってみるとまったく電気がきておらず会社が停電となっていました。 
すぐに電気屋さんの社長に電話をして来てもらったのですが、なんと変圧機の大元のヒューズがとんでいました。 
酒蔵の作業はこの時期毎朝5時過ぎてから始まっており、7時頃には釜に蒸気が入って米を蒸す作業が始まります。 
その工程で停電したのですから蔵内は大騒ぎです。 
すぐに原因を調べてもらったのですがなかなか原因がわからず、とりあえず動力だけ送電してもらい、電灯線はストップしたままにしました。 
仕込みについては2時間遅れてなんとか終わらせましたが、会社内が停電している為、電話やパソコン、FAXが作動せず、お得意様から携帯電話の問い合わせが相次ぎました。 
結局、配電盤の中にあるコンデンサーの老化が原因であったようですぐに新しいものと取替え午後2時過ぎに完全復旧しました。 
電気がないことの不便さを思い知らされました。 
日頃はあたりまえのように利用させてもらっている電気やガスですが、いざ使えなくなった場合はまったくお手上げであることを痛感し、感謝の気持ちでいっぱいになりました。 
事故はいつ起きるか分かりませんが、万が一の場合の備えについてはいつも心がける必要があるようです。 

2008年12月16日

天命

NHK大河ドラマ「篤姫」が今週の日曜日に最終回を迎えました。
時々観ていましたが、今年のドラマは女性が主人公になっていたにも関わらず、私達男性にもいろいろ教えてくれることがあったような気がします。
亡くなる場面で主人公の篤姫が「天命」という言葉を使っていました。
最近、私の回りで死を迎える人を何人か見る事があり、何となく自分の人生について考える機会が増えています。
篤姫のような天下の将軍の妻になるような人は、もちろんですが普通に平凡に生きている人でもある年齢になれば、誰もが必ず迎えなければならない死ということについて、多かれ少なかれ思うことではないかと思います。
最近の私は両親の介護や、孫の成長を日々見ていると自分がとても幸せな状況にある事に気づかせてもらいます。
確かに毎日回りで起きている事象は、それぞれ一つ一つ観れば結構大変で辛い事がたくさんあります。
しかし、大変だと思う事を毎日感じながら生きている、いや生かされていると思い、又思えるようになった事でそれらの事が余り苦しい事ではなくなってきたような気がします。
若い頃は何か困難にぶつかると、つい焦ったり悩んで失敗する事が多くありました。
今でも決してそれが無くなったのかといえば嘘になりますが、日々いろいろな事が起きてもあせらなくなった事は事実です。
永い人生と思っていたのがいつのまにか残り少ない人生をどう生きるかと考える年齢になってしまいました。
天から授かった命「天命」をこれからも日々大切にしながら悔いのないよう毎日を過ごしていきたいと思います。

2008年12月23日

師走

今年も残す所あとわずかとなり何かとお忙しい事と思います。
幣社もお陰様で年末に向けて、社員並びにパートの人達も一生懸命やってくれています。
世の中は未曾有の不況という記事が毎日のようにマスコミで報道されていますが、これだけの円高と原油安ですから中にはその恩恵を受けておられる方もあると思われます。
しかし、輸出中心の日本経済にとっては来年はいったいどうなるのかという事は誰にも予想がつかないのではないでしょうか。
酒類業界も様々な影響が出て来ていますがこういう時こそ、じっくりと事業を行うことが大切ではないかと考えます。
アルコール飲料というのは世の中がどんなに景気がよくても必要以上に売れませんし、どんなに悪いときでもそれなりに飲まれるわけで、この時代に消費者の方がどういうお酒を求めておられるかをよく考えて商品開発に取り組むことが肝心ではないかと思います。
今月は私も飲む機会が多くありましたがとっても情けないことに黙っているとなかなか日本酒を飲んでもらえません。
最近は自分はもちろん、出来るだけ日本酒を周りの人に勧めるようにしています。
どうしてこんなに日本酒を飲まなくなったのかと不思議に思うのですが聞くと「おいしい事は分かっているけれど、飲みすぎてしまうから」という答えが返ってくる人が多いようです。
なかなかお酒をコントロールすることは難しいことはよく分かりますが、もっともっと日本酒を飲む機会が世の中で増えるよう願っています。
残り一週間余りですがお互いに頑張って厳しくなるであろう来年が少しでもよい年であることを祈っています。