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お知らせ (2009年06月)

2009年06月02日

GM破綻

 61日米ゼネラル・モーターズ(GM)が米連邦破綻の申請をし、事実上破綻しました。 
 以前から予想されていた事で、市場は冷静に判断しているようです。 
 しかし、アメリカ経済の反繁栄の象徴であったGMの倒産は一つの時代が終わったことを表しています。 
 100年という長いようで短い年月ですが、どんなに大きな企業であっても時代の変化に対応出来なければ消えていかなければならないということのようです。 
 私達の事業は、日々の生活の中で必要とされている事を商いとさせて頂いていますが、例えば私の会社の事業である清酒の製造業などは、近年では本当に必要ないのではないかと思えるくらい衰退をしています。 
 しかしながら、清酒製造業に代わる事業もいろいろ考えましたが簡単には事業転換が出来るものでもありませんでした。 
 最近は清酒製造業を中心として、それに出来るだけ関係のある仕事に限定して事業転換をするようにしています。 
 時代に合わせてとよく言われますが、今回のような激変にはどの事業者も苦しい思いをしておられることと思います。 
 窮すれば通ずという言葉がありますがこんな時代こそじっくりと落ち着いて考える時ではないでしょうか。 

2009年06月09日

google(グーグル)

 昨日の日経新聞の一面に「グーグル創業者の覚悟」という記事が掲載されていました。 
 近年、IT業界においては、ヤフー、マイクロソフトといった大企業が出現しましたが、ここにきてグーグルの存在が大きくなっています。 
 グーグルは2人の天才創業者によって2004年に創立されてましたが、彼らはそれまでの常識を破って、誰もが参加できるコンピュータネットワークの社会を実現させ、人間の行動様式を変えていこうという、とてつもない理想の元に、検索エンジンとしてのグーグルを基本として、今も進化し続けています。 
 我々企業人は、事業は何の為にあるかということをいつも考えながら会社経営を行っています。 
 もちろん、利益を追求するというのは当然のことでしょうが、それとはまったく違う次元で、社会の為になるかどうかは大切な要素の一つだと思います。 
 しかし、グーグルの2人の創業者は、もっと大きくコンピュータネットワークを使って社会を変えようという、大きな理想に向かって突き進んでいます。 
 グーグルの世界に集まるエンジニア達は、その理念に共感して、世界中からグーグルのネット社会に参加しています。 
 私は、この20年間、コンピュータのネットワーク社会の進化を間近にみてきました。 
 IT革命と言われて久しいのですが、ようやくその革命が完了する日が近づいているように思います。 
 人間の知恵は際限なく進化しますが、そこには欲得がついてまわります。 
 会社経営においても、どうしても利益中心主義にならざるを得ません。 
 しかし、グーグルのようなとてつもない理想は、無理にしても自分たちが是非とも実現したいという目標は、もっと地域の為、社会の為になるような事に向かって努力することも大切なように思います。 
 甘いと言われるかもしれませんが、人間の一生なんていうのは、本当に短いものです。 
 残されたわずかな人生を、社会の為に何かお役に立てるという気持ちを忘れないで今後頑も張りたいと思う今日この頃です。 
 

2009年06月16日

白川郷 「結(ゆい)」 

 先週、白川村へ行って来ました。 
 32年前に白川村より、どぶろく祭りに売れるどぶろくを造って欲しいという依頼により生まれた『純米にごり酒白川郷』は、今日では村内はもちろん全国のにごり酒ファンの方々にご愛飲頂いております。 
 そのお礼の気持ちを込めて毎年白川村に寄付をさせて頂いています。 
 現在では合掌集落が世界文化遺産に登録され、東海北陸道も全通して年間200万人に近い観光客が訪れる村になりましたが、30年前までは陸の孤島と呼ばれ、村からどんどん人が出て行ってしまい合掌の建物も散逸していました。 
 そんな中、村の人々の努力で合掌の保存活動が始まり、結(ゆい)という互助の精神で村内の様々な行事をお互いに助け合いながら暮らすということを推し進めた方々の努力によって、今日の白川村の繁栄が造られました。 
 互助の精神は、昔の日本人は誰もが持ち合わせていたのではないかと思いますが、戦後の間違った自由主義の普及により、自分中心の考え方が当たり前の世の中になってしまいました。 
 私は時々白川村へお邪魔しますが、村の人達はとても温かくのんびりと暮らしておられます。 
 しかし最近は村外の人達も多くなって少しずつ変わってきたようにも感じられます。 
 これからもずっとずっと白川村の環境を守りつつ、村が発展していくことを望んでいます。 
 弊社も微力ながらお手伝い出来ることから実行していくつもりです。 

2009年06月23日

梅雨

 先週梅雨入り以来、私達の地方は晴天が続いていましたが、今週になってようやく梅雨らしい気候になりました。 
 酒屋にとってこの梅雨の時期は一番気をつけなければならない季節です。 
 蔵内はいつも清潔に保つのは当たり前ですが、特にじめじめとしたこの季節は雑菌が繁殖しやすく、酒の管理に大変気を使います。 
 タンク貯蔵されている酒はもちろんの事、毎日瓶詰めされる酒についても一本一本の火入れ温度が下がらないようにしなければなりません。 
 火落ち菌の繁殖がすさまじくタンク内は一日で菌が増殖してしまいます。 
 特に白川郷にごり酒は菌の繁殖には条件が充分にそろっている為、製品の雑菌についても二重に殺菌をしてお客様の手元に届いても大丈夫なように充分気を付けています。 
 どちらにしてもこの季節は人間の体もなんとなく憂鬱になる時ですが、お互い充分に体調を管理して蒸し暑い季節を乗り切りたいものです。 

2009年06月30日

平成20年度酒造年度

 酒造年度は毎年71日に始まり、630日に終わります。 
 三輪酒造の白川郷にごり酒の仕込みも年度末ぎりぎりの627日に最後のもろみが上槽され、当日火入れ貯蔵されて、平成20年度酒造年度のすべての造りが終わりました。 
 日本中を探してもこんなに長い仕込みをやっている蔵は珍しいものではないかと思います。 
 にごり酒ならではの特異な条件なるがゆえに可能となり、又そのようになってきました。 
 以前は他の蔵と同じように3月末で終わってしまいましたが、そうすると秋の仕込みが始まるまでタンク貯蔵され、どうしても原酒に色がついてしまいます。 
 にごり酒ですので濾過をすることできず徐々に仕込みの時期をずらすようになりました。 
 最近では新酒が10月には出来るようになり、10月下旬には新酒の出荷が始まります。 
 通常清酒の場合はこの古酒と新酒の入れ替わりが2月から3月頃になります。 
 この時期にいかに味の変化がないように商品造りをするのも蔵の技術の一つでもあります。 
 どちらにしましても約10ヶ月にわたる今年度の仕込みが無事に終わったことに感謝しつつ、造りに関わっているメンバーの労をねぎらいたいと思います。 
 本当にお疲れ様でした。