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お知らせ (2009年07月)

2009年07月06日

法事

 日曜日に叔父(父の長兄)の法事で、神奈川の横須賀まで行ってきました。 
 来週の土曜日には同様に先日亡くなった別の叔父(父の次兄)の忌明けの法要に大阪の泉南市まで行くことになっています。 
 私の父(現三輪酒造会長)は6人兄弟の三男で男の兄弟が3人いました。 
 3人とも戦争に行ったのですが、お陰様で無事生きて帰還し、お互いそれぞれの人生を歩んで90歳近くまで生きることができました。 
 私の父は今年満89歳となりましたが元気に毎日の生活を送っています。 
 私の町内では隣近所の方々が戦死をされた方が多く、父が戦地から帰って来た時に母親が 
「謝って歩いてきなさい」 
と言ったそうですが今となっては生きていてよかったと思います。 
 特に長兄は満州で終戦の折、ソ連の捕虜となり2年間音信不通となりました。 
 本来であれば三輪酒造の長男として育てられ、大阪大学の醗酵を卒業した人でしたので三輪酒造を継べき人であったのですが、私の父が先に戦地から帰ったが為に父が継ぐことになったそうです。 
 私も家の長男として生を受け、なんとなく周りからの期待を感じつつ大学を卒業して、今の家業である酒造業を継ぐことになりましたが、これまでの人生を振り返ってみると決して当たり前のことではなかったと思います。 
 長兄の叔父が亡くなる10年位前に私に 
「自分は、家の跡は継がなかったけれども長男としての役目は果たしたつもりでいる」 
ということを言われた事がありました。 
 父はそれ程家を継ぐ事について強く思っていなかったようですが、長男として育てられた叔父の気持ちには強い思いがあったようです。 
 最近では家に対する意識が非常に小さくなってしまいましたが、私達はもう少し親はもちろんの事、祖先のお陰で現在があることを感謝すべきではないかと思います。 

2009年07月14日

とんでもございません!?

最近、耳にして驚いた言葉 
 
「とんでもございません。」 
 
 
・・・。 
 
なんじゃそりゃ ( ̄▽ ̄; 
 
 
 
そもそも、『とんでもない』が一つの形容詞であり 
【とんでも】と“ない”を勝手に切り離し 
“ござません”や“ありません”に置き換えたところで 
丁寧語になるはずもなく… 
 
 
あえて丁寧な言葉に置き換えるとするならば 
 
「とんでもないことです。」 
 
もっと丁寧に言うならば 
 
「とんでもないことでございます。」 
 
が正解 
 
 
 
ならば、そう使えば全く問題ないのかと言えば 
どうやら、そうとも言い切れないようで… 
 
 
『とんでもない』の意味を調べてみれば 
 
・全く思いがけない 
・常識では考えれらない 
・意外である 
・途方もない 
・(非難する気持ちを込めて)大変なことだ 
・冗談じゃない 
・もってのほかである 
・けしからん 
 
などなど 
相手の言うことを強く否定するというのが 
本来の意味であるらしい 
 
 
 
となると 
ありがちな会話 
 
「忙しいところ悪いね。」 
 
「いえいえ、とんでもない。」 
 
って受け答えは 
ある意味、相手に喧嘩売ってることになるのかも… 
 
 
 
難しいですよね 
正しく美しい日本語を使うって
(^^;)  
 
 

2009年07月16日

政局

 都議選の結果を受けて政局が一気に動き出しました。 
 最近の自民党の混乱ぶりは目を覆うばかりです。 
 一国を預かる総理大臣が毎年ころころと変わっていては、おかしくなるのも当たり前のような気がします。 
 国を治める為にはそれなりの思いがいるでしょうし、一定の時間がなければその実現力は難しいと思います。 
 昔の総理大臣は、例えば池田勇人の「所得倍増論」や田中角栄の「列島改造論」のように非常に国民にとって分かりやすい指針を示してくれていました。 
 どなたがなっても物事には功罪があり、すべてがうまくいくはずはありません。 
 しかし、ある一定の方向を示して政治を進めてくれなければ国民は戸惑ってしまいます。 
 今日日本は物質的には大変恵まれた国になりましたが、このグローバルな社会において日本の置かれた立場は徐々に小さくなっているような気がします。 
 豊かさを味わっている日本人は、それが当たり前になっているのではないでしょうか。 
 先人達が戦前戦後の苦しい時代を越えて今の豊かな日本を創ってくれました。 
 それを欲しいままに享受している我々として、将来に向けてどうしていくのかを考えるよい機会ではないかと思います。 
 私はイビデンの最高顧問の多賀さんとお話させて頂く機会が時々ありますが、ある時多賀さんが私に 
「三輪君、何をやってもいいけど100年とは言わないがせめて50年先を考えてやりなさいよ」
と言われたことがあります。 
 誰もが目先の欲得で行動する人が多い中で、そんな事を言って頂ける方はなかなかおられません。 
 三輪酒造も170年余りの歴史の中で、世の中の体制の変化や自然災害等幾多の困難に順応しつつ今日まで事業を続けてまいりました。 
 今回の政局の混乱は国の体制としてはそんなに大きく変わるようには思われません。 
 官僚依存をなくすと民主党は言っていますが、むしろ政治家はしっかりしてくれと言いたいです。 
 国政を預かる政治家の人達にもう少し骨のある人が出てきてもよいのではないでしょうか。 
 これからの日本の将来の為に私達国民はよく見極めて選挙に望みたいものです。 

2009年07月22日

酒水まんじゅう

 大垣の和菓子店、金蝶園総本家さんが『酒水まんじゅう』という新製品を発売されました。 
 大垣市は昔から自噴水が湧き出ることで水の都として有名です。 
 近年は工業用水の利用により、水位が下がってきましたが最近は紡績等の工場の地下水利用が減り、幣社の井戸水も休日には自噴するようになりました。 
 その地下水と共に食する夏のお菓子として、水まんじゅうが市内のお菓子屋さんで製造販売してこられました。 
 今回、金蝶園総本家の専務さんが幣社の専務と相談の上『酒水まんじゅう』なる新製品を造ってくれました。 
 もともと金蝶まんじゅうは、大垣藩家老の小原鉄心にヒントをもらい酒まんじゅうを造ったのが始まりと聞いていますが、夏の風物史である水まんじゅうにお酒を入れるという発想は大変ユニークでおもしろいと思います。 
 そこで小原鉄心にゆかりのある、幣社バロンテッシンを使用してもらう事になったようですが、今回出来上がった商品を試食させて頂いた感想としては、お酒の風味がほのかにただよい適度な甘味と水まんじゅう独特の冷たさが合わさって、私達酒飲みにも大変おいしく食べることが出来ました。 
 昔からブランデーの入ったケーキは洋菓子店でよく見かけますが、この酒入り水まんじゅうも大垣の名物として育ってくれることを期待しています。 
 何はともあれ若い人達がいろいろ考えてチャレンジすることはとっても良い事だと思います。 
 これからもいろいろな商品開発をしてもらうことを祈っています。 

2009年07月28日

皆既日食

 722日、46年ぶりという皆既日食が日本国内で見られるということで、多くの人が期待をしていましたが、当日は残念ながら曇りがちで肉眼ではうまく見ることが出来ませんでした。 
 
 日食が始まると共に廻りが暗くなり360度で夕焼けのような現象が起き、解説の人のコメントが 
「何とも言葉では言い表せないような状況です」 
というのが印象的でした。 
 たぶん実際にその場にいればさぞかし感動するのではないかと思いました。 
 私達は毎日太陽の光で生活し、昼と夜が繰り返し訪れる事を当たり前のこととして日々暮らしています。 
 しかしこの日は太陽と月と地球が一直線に並ぶことによって昼の午前11時半頃にもかかわらず、何秒かの間空が暗くなり、夜の世界が訪れました。 
 もしこの太陽の光がずっと当たらないこととなれば私達人間は生存出来なくなる可能性があり、この日ほど太陽光の恵みについて感じたことはありませんでした。 
 毎日むし暑い日が続いていますが、暑いと思う事を太陽光のおかげであり、文句を言ってはいけないなと思いました。 
 しかしこれからしばらく暑い日が続きます。 
 くれぐれもお互い体に気をつけて過ごしていきたいものです。