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社長ぶろぐ|

掛け留め

造り酒屋では、仕込みに使う酒米を蒸す際、「こしき」と呼ばれる蒸し器を使います。 
この時期、各地の蔵元では、その年の、最後の蒸しの作業を終える「こしき倒し」という行事が行われています。 
 
酒造業界で一般的に「こしき倒し」と言われているこの行事ですが、当社では、昔から、これを「掛け留め(かけどめ)」と言っています。 
 
「掛け留め」を終えるということは、同時に、その年の麹造りも終わることになります。 
これにより、蔵人達は、秋から続いた麹のお守りから開放され、夜ゆっくりと寝ることができるようになるのです。 
 

酒造りの中でも、麹を造ることは非常に大切な要素であり、4時間おき位に麹室(こうじむろ)に入り、手入れをします。 
最近では自動製麹機を導入している蔵もありますが、当社では、今でも手作業での製麹をしています。 
 
私は、毎夜、寝る前に蔵内を見廻るのですが、麹の手入れの為に起きている杜氏と出合う度、本当に大変な作業をされているのだなと実感し、また、感謝の気持ちでいっぱいになります。 
 
皆様も、そんな杜氏達の大変な苦労があってお酒が造られているということを、少しだけでも頭に浮かべながら、ゆっくり、じっくりと味わって頂けたら幸いです。