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社長ぶろぐ|

終戦記念日

昨日は、太平洋戦争の終戦記念日でした。 
毎年、この時期になると、全国各地で戦没者の慰霊を追悼する式典が行われます。 
 
私の父は男3人・女3人の6人兄弟の三男で、昭和16年に大学を卒業すると同時に従軍し、北支(現在の中華人民共和国北部)で4年間の軍隊生活を送り、終戦と同時に帰りました。 
 
父の兄は、広島大学の醸造科を出た後、大阪大学の発酵学科を卒業し、本当であれば会社を継ぐべく人でありました。
しかし、卒業後、父と同じく軍隊に入り、満州で終戦を迎えましたが捕虜となり、ソ連で4年間の抑留生活の後、昭和24年に日本に戻りました。 
 
三男であった父は、本来、三輪酒造を継ぐ立場ではありませんでしたが、伯父が捕虜としてソ連にいる間に会社を継ぐこととなり、その間に結婚もし、子供も生まれていました。 
 
その為、伯父は三輪酒造に入ることを止め、東洋紡績に入社し、最後は役員を務めて、先年、88歳で亡くなりました。 
 
太平洋戦争では、私の町内でも、たくさんの方が戦死されたそうです。 
そんな中、父の男兄弟3人共、戦死してもおかしくない状況で、無事に帰還し、今日まで元気に生きてきました。 
 
父達が日本へ帰った時に、祖母が、全員生きて帰って申し訳ないという気持ちから、 
「町内を謝って歩いてきなさい。」 
と言ったそうです。 
その頃の日本人の感情はそんなものだったのかと思うと、何とも言えない気持ちにさせます。 
 
しかし、今日まで元気でいてくれる父を見ていると、生きて帰ってくれて良かったと、つくづく思います。 
 
過去、戦争というあってはならない事を経験してきた日本人のひとりとして、これからも戦争のない平和な世の中であり続けることを願いつつ、又、この戦争で犠牲になられた方々の思いを忘れる事のないよう、日々、生活していきたいものです。