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社長ぶろぐ|

赤福

先週、伊勢の老舗和菓子屋「赤福」がJAS法違反にあたるとして、農林水産省の行政指導を受けました。 
 
内容は、出荷の際余った餅を冷凍保存し、解凍した日を新たに製造年月日と偽装して出荷していたという、農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律違反容疑でした。 
生製品を製造している企業として、苦肉の策として考え出された方法のようです。 
 
確かに今回の件は、JAS法違反ということで大いに問題がありますが、もし、生菓子業界において、技術開発による冷凍保存という方法を認めるのであれば、最初からその旨を表示して販売する方法もあるのかもしれません。 
 
もちろん、アルコール飲料についても、製造年月の表示が義務づけられています。 
清酒の製造年月について、普通に考えれば、醗酵が終わって搾られた時と思われるかもしれませんが、清酒の製造年月とは、上槽後、ある一定期間貯蔵熟成した後、味を調合し、商品として壜詰された時点を言います。 
商品によってその時期はそれぞれ定めがあり、それに従って月日を印字しています。 
 
そんな中、弊社は、一昨年より、冷凍貯蔵のどぶろくの免許を新たに取得し、製造販売を始めたのですが、実は、酒製法上、この冷凍貯蔵酒の、製造年月表示の時期についての定義がありません。 
そのため、弊社独自の見解として、一度解凍し商品化した時を製造日と定め、その後、再冷凍をして出荷する方法をとっています。 
 
近年、コンプライアンス(法令順守)が大きな社会問題となっていますが、実際のところ、後追いで決まる法律も少なくありません。 
新しく決まった法律に、いかにして合わせていくのかが、企業にとって大きな課題となっており、特に老舗といわれる会社ほど、このような問題への対応が遅いような気がします。 
私たちも、より気を付けなければならないことなのです。