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社長ぶろぐ|

吟醸仕込み 

年が明けて、全国各地の蔵元で、吟醸酒の仕込が始まりました。 
弊社でも、5日に1本目の酒母造り(もと立て)の米洗いを始め、いよいよ今週から本仕込みとなります。 
 
以前は、正月の間に“もと立て”をして、新年早々から仕込を行っていましたが、10年程前から、年末年始は蔵内を空にして、蔵人も全員休みとする体制に変えた為、年明けから新たに仕込みを始めます。 
 
弊社は1年間に、仕込みタンク80本余りのお酒を造りますが、その内70本は『純米にごり酒白川郷』の仕込みとなります。 
その為、9月から12月まではにごり酒、1・2月は吟醸酒、そして3月から6月は再びにごり酒と、3期に分けての仕込み作業です。 
 
にごり酒の麹と、吟醸酒の麹では、その考え方が180度違うこともあり、杜氏には、一度年末に仕込みを終わらせて、吟醸造りが始まる年明けから、また新たな気持ちでの蔵入りを心がけてもらっています。 
 
昔から『寝ずの番をする』という言葉がありますが、この時期、杜氏は夜もぐっすり眠ることは出来ないのではないかと思います。 
先日も、夜中に蔵内を見回っていたところ、室の前にスリッパが置いてあり、気になり中に入ってみると、そこで杜氏が寝ていました。 
どうしたのか尋ねると、麹の温度が上がらないので待っているとのことです。 
本当にご苦労様と思いました。 
 
これから2ヶ月余り、日本中の蔵で真剣勝負が続くことでしょう。 
こういう思いからお酒が生まれるということを、飲む方にも、もっと伝わるように頑張りましょう。