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社長ぶろぐ|

自噴水

濃尾平野の西に位置する大垣市は、昔から“水都(水の都)”と称されるほど水に恵まれてきた地域です。 
この地域は、木曽川・長良川・揖斐川という、3本の一級河川が合流する地点であり、その伏流水が養老山脈の岩盤に当たり井戸が自噴すると言われています。 
 
私が子供の頃までは、市内の各家々の勝手場に自噴井戸が湧き出ており、その豊富で良質な水で物を冷やしたり、また洗い水に使ったりしていましたが、戦後の高度成長の時代、市内の多くの工場などが、その地下水を大量に汲み上げた為、大幅に水位が下がり、いつしか各家の井戸は使えなくなってしまいました。 
 
しかし、近年、大手繊維企業の工場が閉鎖されるなどの理由で、地下水の利用が減少したこともあり、徐々にその水位が戻ってきたようです。 
 
弊社では、現在、毎日地下水をポンプで吸い上げて仕込み等に利用していますが、年末年始やお盆の時期になると、社内にある井戸から水が自噴するようになりました。 
また、最近、新たに市内の数箇所で自噴井戸が掘られ、その水を求めて、近隣の方々がわざわざ汲みに来られる姿が見受けられます。 
 
大垣市は、中心市街地活性化の為に、様々な施策が実施されようとしています。 
その一環として、市内に残っている井戸を復元し、多くの方にその自噴水を見ていただくことで、街の特徴を表現できるのではないかと思います。 
 
水は、生命にとって、最も大切なものと言っても過言ではありません。  
私達は当たり前のようにしてそれを利用しているのですが、豊富な水資源を有する大垣市民として、この恩恵に欲していることに感謝し、今後も酒造りを続けたいと考えております。